オンライン学習時の通信環境に関するアンケート調査

スプリックスが運営する、オンライン個別指導塾「そら塾」では、保護者652名を対象に「オンライン学習時の通信環境に関する調査」を実施いたしました。オンライン学習時の通信環境に満足していますか、という問いに対し不満を抱いていると回答したのは全体のわずか約11％にとどまったことから、家庭学習においてもスマホやタブレットの活用が進み、家庭の通信環境も整いつつあることが伺えます。

オンライン学習時における通信環境に不満を持っていると回答した保護者に対し理由を質問したところ、約50％が「回線速度の遅さ」と答え、最も多い結果となりました。また、「費用が高いから」はわずか約9%にとどまりました。このことから、リアルタイムかつオンライン上でやり取りをする必要があるオンライン学習塾などにおいては、費用面よりも回線の速度を気にする人が圧倒的に多いことが伺えます。

オンライン学習時における通信環境に不満を持っていると回答した保護者に対し、通信環境を変更する予定について質問したところ、予定があると回答したのは約1％にとどまり、約75％は変更する予定はなく現状の回線を維持すると答えました。その理由として「我慢できないほどではないから」が約35％と最も多く、次いで「最適な通信環境がわからないから」が約28％、「費用がかかるから」が約24％と続きました。

通信環境への満足度に関わらず、変更手続きが負担、回線への知識が乏しいなどの理由から、通信環境を変更するまでのアクションには至っていない人が多いことが伺えます。

オンライン学習時、誰の通信機器（スマホやタブレット）を利用しているかを質問したところ、約７0％近くの生徒が自分の機器を使用し学習していることがわかりました。世代別だと、自分自身の端末を使用していると回答した割合は小学生が48.8％と半分以下にとどまった一方で、中学生だと約70％、高校生だと85.0％に上りました。このことから、中学生の段階で自分のスマホやタブレットを買い与えられる生徒が多いことが伺えます。

全体的に若年層間においては、自分のスマホやタブレットを保有していることが普遍化しており、デジタルネイティブ世代として、通信機器の扱いに慣れていることが予想されます。

学習コンテンツについても、こういった世代に向けた新たなコンテンツの開発が、今後より一層求められていくことが予想されます。